2021.09.03最終更新
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管理人の第3種電気主任技術者試験(電験3種)の合格体験記

 管理人は工業高校3年生(電気科)の時に電験3種に合格できました。
社会人で独学で勉強されている方にとっては状況が異なるかもしれませんが、参考にしていただけることがあるとも思います。みてみてください。

受験までの経緯

高校2年生の時に学校の先生に誘われたことから受験を決意。 当時、工業高校電気科へ通っていました。 高校2年の春頃というと、電気の授業は直流が終わって交流がはじまった程度のレベルでした。

合格までの道のり(平成10年・11年の2年でとりました)

電験3種受験 1年目


 高校2年の春に受験を決意し、テキストの入手からはじまりました。

 まず学校の先生おすすめの4科目すべて載っている『新制度対応―新電験第3種予想問題Mテキ』という本を購入(←まったくおすすめではない。購入したテキストはこれだけですが、非常にわかりづらい4科目全部載ってるので内容がいまいち、つかいづらい、誤植が多い、とテキストとしては今一つです。)

当時はその本が正しいと信じ、まったく理解できないところから本を読んでみることに。 当然ほとんど理解できません。 一応授業で交流回路や変圧器関係を学び始めている頃です。

あとは独学で授業とは別に高校の『電気基礎』の本を読む程度です。

最初の年は6月に受験を決めて8月に受験ということで十分な準備ができませんでした。とりあえず学校で配られる問題(といってもどこかの予想問題をコピーして配られるだけ)をやってみたばかりです。

機械・電力は到底勝負にならなそうだったので理論と法規に狙いを定め、特に法規はあまり電気理論わからなくてもできるのでがんばりました。

法規も負荷率などの計算問題が出題されることから計算問題の練習を行い、練習問題を解き、あっという間の試験日です。当然、電力と機械はまったくでしたが、理論がラッキーな問題だったこともあり理論と法規を見事合格できました!

電験3種受験 2年目


3年生でなんとしても合格を果たしたかったのですが、機械と電力(特に機械)は難しすぎると感じてました。
照明やパワエレとかもさっぱりでした。。。

そういった中で年の瀬が近づき、ふと図書室で出会った本が!
そう、”これだけシリーズ”です。(→電験3種おすすめ参考書へ載せています。)

まずは電力の勉強をと、電力(古い時代で、”6科目あった頃”のこれだけシリーズで、「発変電」と「送配電」の2冊(=2つ合わせて今の電力 ))を手に取り、さっそく借りて帰りました。 この本、イラスト入りで非常にイメージしやすく、水力発電の仕組みや送電線の仕組みなんかがけっこう理解できました。

電力は計算問題も大切ですが、文章問題は実物がイメージできてないと答えるのが難しいことが多いです。そういう最初のイメージを作れたのがこの本でした。

2月くらいにようやく電力を一通り読み終え、今度は機械の方に。。。
機械の方も非常に良書で、特イメージというか”コツ”みたいなのを得られた感じでした。
あと、当時学校で使用していた教科書(今もよく読み返す”電気機器”という本)(←令和の今でもみます。電験1種でもお世話になった)も初心者向けでけっこうよかったです。

4月までに一通り読み終え、あとは練習問題です。
先生が学校で予想問題とか過去問題とかをたくさん配ってくれます。
それでも最初の頃は50点行ってませんでした。

もらう問題をファイリングし、何度も何度も繰り返し解く練習をはじめました。
6月頃にはなんとコンスタントに60点くらいはとれるように!(2科目とも)

70点超える時もありました。

そして迎えた当日。。。
前日は早く寝たものの緊張の渦です。

しかし!
当日配られた問題は思ったより易しく、いつもの予想問題のが難しいくらいでした。

結果は、電力は満点、機械が70点程度でした!

感想としては高校の時に指導してくれた先生のくれる問題をたくさん解いてたおかげで力がつけられたのだと思って います。ほとんど講義などはなく、ただ何回も問題をやらせるだけのという先生だったので、最初はむちゃくちゃな状況ではないか、と感じましたが、結果としてそれがかなりよかったんだと思います。

次第に問題の得点が上がっていったのが、それを物語っているように思います。1日の学習時間はあまり長くなく、1時間程度であったと思います。ができるだけ毎日勉強するようにしていました。できない日でも10分でも問題1問だけでもやるようにしてました!

管理人からアドバイス

 電験は、過去問の類題がよく出ます。10年以内から出ることが多いです。 ですから過去10年分の問題を経験してみてください。できたら3回以上(=覚えるほど)やるのが望ましいです。

 1種までやった経験からしても、10年分(最悪意味が分からなくても)解き方を覚えてしまえばある程度応用できて、ほぼ合格できると思っています。意味がわからなくても問題を解く手法だけ覚えてしまうとなんとかなってしまうことが多いです。


 1回目:答えやテキストを見ながら解く。(=解き方を覚えてもいい)
 2回目:忘れてるのでもう一回解く
 3回目:解き方をある程度覚えている。もう一回やったら記憶が定着してくる

10年分やると出題傾向がつかめてきます。
また、かなり実力がつくと思われます。
電験は過去問を完全に理解することが合格への近道です。

ワンポイント

  • 私の体験記では、2年目、「これだけシリーズ」2科目分を読んでから問題に取り組んだと書いていますが、今思うとそれほど得策と思えません。
  • 電験3種のテキスト(特にこれだけシリーズは)はボリュームは結構あって、1通り読むのが苦痛ですし、読むだけというのは頭に入りません。途中辞めになる可能性が高くなる。
  • まったく基礎知識無しであれば少し読んでから始める必要はあると思いますが、少し基礎知識があればなるべく 調べながら実戦がいいと思います。最初はそれなりに時間がかかりますが、2回目、3回目はどんどん早くなります。記憶の定着とテキストのポイントが読めるようになると思います。



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