変流器について



    変流器というものがどういった役割のものか説明致します

  1.変流器とは

     通常電気回路に使用される変流器とは、主回路に流れる大電流を扱い易い大きさに変換するものです。通常の電気回路には
     1000A等の大電流が流れています。例えば、その電気回路に流れる電流を測定したいという場合に1000Aもの電流を測定
     できる電流計などありません。もしあったとしても非常に高価なものとなってしまいます。そこで考えられたのが変流器というもの
     です。具体的には下の図をご覧ください。

この図は代表的な受電設備の断路器・遮断器・変圧器のみを抜き出した単線結線図です。この受電設備に1000Aの電流が流れているとします。この電流を測定したいという時、このまま電流計はつなげません。そこで登場するのが変流器です。仕掛けは変圧器と同じで鉄心とコイルを用いてコイルの巻き数に応じた電流を2次側に取り出す事ができます。変圧器の変圧比と同じく変流器にも変流比というものがあります。通常1200/5であるとか600/5という変流比(CT比)の変流器を用います。今回のような場合であれば1200/5の変流器を使って電流計を使います。変流器を用いた場合の電流計に流れる電流は

       1000A×5/1200=4.167A

となります。この回路に接続した電流計の指示値を(1200/5=240)倍すれば主回路に流れる電流が測定できるというわけです。

これが変流器の設置目的ですが、電流を測るという以外にもう一つ大きな目的があります。それは保護継電器の設置のためです。次にその保護継電器のための変流器の設置例を説明いたします。


  2.保護継電器での利用

     保護継電器とは分かりやすく言えば、「電気系統に異常(短絡・地絡など)発生時にはその部分を電気系統から切り離すもの」
     です。非常にポピュラーな継電器には「過電流継電器」というものがあります。一定以上の電流が流れたら動作し遮断器を開放
     するというものです。一定以上の電流が流れたら?というのは例えば上の図で言えば変圧器の内部短絡事故が発生した場合、
     短絡電流は非常に大きなものですから何万Aと流れる恐れもあります。そこで事前に短絡事故が発生した場合に流れる電流を
     計算しておき、また普段流れる考えうる最大の負荷電流も求めておき常時の状態ではぜったいに動作せず、事故発生時には
     確実に動作するような値を過電流継電器の動作値として決めおきます。そして継電器が動作した時には遮断器を開放して事故
     箇所(今回であれば変圧器)を切り離します。
     以下の図で動きをつかんでください。




    これで変流器とは何かお分かり頂けたと思います!!

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