体験記 〜第1級陸上特殊無線技士〜

 受験の動機なのですが,これは至って単純でその時の職場が通信担当であり皆が取りに行く(もしくは持っている)また通信部門の試験の中では登竜門のような試験でしたので自分も受けようという程度のものでした。

 受験に際して参考書を手に入れようということで電気通信振興会発行の無線工学の本と予想問題解答集を購入しました(最後までこの2冊でした)。

高校の時に工事担任者デジタル1種に合格しており変調やデシベルの計算など通信の基礎的な知識はかろうじてあったものの高校の時は電気科であり今まで殆ど強電の勉強ばかりしかしていなく,フェージングや定在波比とかヘテロダインなど専門用語が沢山でてくる無線という世界の勉強は非常に大変でした( ̄口 ̄|||)

勉強を始めた頃は上記のような理由から教科書を読んでもよく理解できず問題を見て解説を読んでもその内容がさっぱり分からず分からない事はつまらないので意欲も沸かないといった状態で一回目の受験(H12.10)はさんざんでした。

この時点では全く合格できる気配すらありませんでした。やがて不合格通知が届き今度はしっかりやり直そうという気持ちが漲ってきました。

翌年2月の試験は勉強できていないのと申し込みが間に合わなかったのとで,6月の試験に目標を定めて学習を再開しました。学習法として最初は教科書を読み自分なりのノートを作りながら学習して問題を解いてもう一回教科書に戻るという作戦をとりました。

ノートを作りながら学習をすすめるのは非常に効果的な学習であったと思います。最初手をつけたのが空中線の章でした(形に見えるものの方が分かりやすそうに思えたので)。空中線は比較的わかりやすかったので次第に無線に対する抵抗感がなくなっていったように思います。

難しい試験を受ける時には何かとっかかりをつかむのが大事だと実感しました。ノート作成には時間と手間が非常にかかりましたので空中線を終えてしばらくした後はやめてしまいましたが,無線への抵抗感がだいぶ薄れたあとでしたので後の勉強は1つの章を一通り読んでその章に対する問題を解いて解説を読んで復習するというやり方にきりかえました。

あとは毎日10分でも本を開いてとにかく継続的にやるようつとめました。

試験当日には先輩の車に乗せてもらって,広島に着くまでもう一回問題集を一通りやりました。試験では見たことのある問題がいくつもあって抜群のできばえでした“O( ^ - ^〃 )O”。





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