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No.19
鉄村様の合格体験記

■何回目の受験?
 2回目

■使用した参考書
1.電気数学T(電気書院)
2.合格の近道シリーズ理論、機械、電力、法規(弘文社)
3.これだけシリーズ理論、機械(電気書院)
4.電験3種模範解答集(電気書院)

■体験記
<受験動機>
1.S42年工業高校電気科卒業と同時に化学会社に就職し、工場の電気保守部門に配属となりましたが1年足らずで異動、以降ずっと退職するまで電気とは無縁の仕事でした。
辞めてみると改めてこの消化不良の最初の仕事、電気の世界を知り仕事にも 就きたいと、そして先ずは資格を取ることと決めました。

2.入社3年目の頃、当時はしりの制御用コンピュータのソフト保守の担当になりました。この技術講習でH製作所大みか工場に行ったときの事。懇親会の席で参加者の一人が「電気はマクスウェル方程式につきる」「波動方程式に感動した」と云い、他の参加者も同様で私には何のことか解らなかった。これがずっと記憶の隅にあって、いつか勉強してみようと思っていました。

<電気工事士>
H16年に退職後、まず手始めに電気工事士を受けようと受験テキスト、
    「第二種電気工事士筆記試験解答集」――オーム社
    「第二種電気工事士技能試験解答集」―― 〃

を購入して6月の筆記試験は自己採点は96点でした。技能の練習はホームセン ターで工具、線材を入手して1日2問を2週間、7月の技能試験も合格でした。途中、県主催 の就職支援として試験講習会があってこれに参加しました。とくに技能講習は現役の工事士 が講師となって単線図から複線図、部材の現物・名称・使途、組み上げ手順、仕上りの合否 程度など大いに参考になりました。

<電験3種......1回目>
電気工事士試験終了後に準備を始めました。試験参考書に入る前にやることがあ りました。数学と物理の勉強です。書店に出向いて何冊も購入しましたが動機―2のことも あり自分のレベルには難し過ぎました。参考書選びは苦労します。結局、押入れに眠ってい た高校時代の
    「電気数学T、V」――――電気書院、S39年発行

旧字体など古いですが例題が豊富で丁寧な記述です。あった筈のUは紛失してお り、もう絶版のようで残念です。余談ですが大正昭和初期の問題もあり、また当時の資格は 1級とか2級、V一次など興味深いですね。
H17年に入り参考書を購入、
    「合格の近道」シリーズ4冊―――弘文社

特色は近道というだけあって出題頻度の高い過去問題を中心に解説するという「 暗記型」の参考書と思います。(この本、それにしても誤字誤植が多過ぎます) この年の試験では
   理論 30、機械 30、電力 70、法規 75 でありました。電力、法規はこの参考書が奏功した訳ですが理論、機械は理解していないと話にならない、と思い知りました。後になって理解したことですが、例えばクーロンの法則一つとっても、電界という近接作用の概念、この力はベクトル和、定数は光速度で伝播するという意味をもつこと、さらにはガウスの法則を理解すると公式の迷いはなくなります。

<電験3種......2回目>
1回目の試験結果後、作戦の見直しです。「理解すること」を目標としました。 年内は何冊かの物理(電磁気学)本を眺めていました。中でも「物理入門シリーズ電磁気学 T、U」(岩波書店)は試験対策に直接役に立つとは思えなかったが、ずっと手元に置いて おきたい、そんな本でした。H18年に入り準備した参考書は、
    「これだけシリーズ理論、機械」――――電気書院
    「電験3種模範解答集」――――――――  〃
参考書の理論を3ヵ月、機械を2カ月一通り解説をノートに書いて、例題を解き ました。6月に入り過去問題を始めた頃、オーム社主催の日帰りの電験突破研究会なるもの に参加しました。どうという内容でもなかったのですが、このときの使用テキスト「新電気 」付録の予想問題集を見ているうちに一つのアイデアが浮かんできました。

自宅のパソコンに向ってエクセルを開き、タテ軸に参考書の目次、ヨコ軸にポイントと年度毎の出題内容を一問ずつ要約して記入する、というものです。理論の目次は37、機械は60項目となります。過去問題を1問解く毎に、このエクセルシートに題意と解くための公式、解法などポイントを記入します。

解けなかったり不安な問題には赤字で記入します。この作業を2カ月、理論機械合わせて過去5年分180問、つまりこのシートを180回更新したわけですが、後半になってくると問題を見ただけでシートのイメージが思い浮ぶようになって、この問題はどの目次にあってどんな解き方かという感覚が出てきました。仕上げは「新電気」付録問題、理論機械各30問も解答してシートのH18年欄 に記入します。

一通り終えて、プリントしたシートを見ているうちに達成感と同時にある感触がありました。出題傾向が透けて見えるのです。毎年出る項目、隔年に出る、数年に一度 出る、過去5年出ていない、とくっきり出てきます。因みにO社予想問題は予想とあります が、ほぼ全域に亘っています。出版社としては仕方ないことでしょう。 試験月に入って、この出題傾向により毎年、隔年を中心に過去問題、予想問題を 再度取り組みました。

そして試験日。
試験会場は前年と違って自宅近くの私立大学、また2回目ということもあって落 ち着いて受験できたと思います。大勢の受験者は直前まで参考書を開いていましたが私は例 のシートのプリント数枚のみ。試験が始まり配られた問題を一通りながめます。前年の理論 では途中の問題でつまずき失敗した反省です。解けそうな問題にはレ点、解らない自信のな い問題は?
を入れました。理論科目では?は1問、機械では4問でした。そして結果は、
    理論 90、 機械 65
でありました。

<試験を終えて>
電験はたしかに難しい試験です。しかし振り返ってみると、取りたいという意思 と自分に合った勉強法が分かれば突破できる筈です。私は年令(現在、58歳)からも丸暗 記方式は到底無理ですが、時間余裕はあったのでこのような方法となりました。 そして一般的ですが、こんなことが云えそうです。

@目標に対する強い意志をもつこと
  電験準備は長丁場です。コツコツとやりましょう。(時間は裏切らない)
A全体像を把握する
  参考書は目次(分類)が大事と思います。活用しましょう。
Bゴールから遡って、これからを考える
  自分のレベルを認識して、ゴールまでを計画する。
C試験は知っている問題と知らない問題しかない
  大体知っている、何となくではいけません。解けることが必要です。

また試験にあたっては
@試験時間90分を配分する。(最初に全ての問題を見渡す)
  18問あれば1問あたり5分しかない。
  「知っている問題」に重点配分する。
A全問解答する
  直感でもいいから、常識的な答えを選ぶ。
Bケアレスミスに気をつける
  位取り、指数計算、図解すること
  いきなり計算しない(数式を整理してから)
Cシャーペンは0.9ミリ以上/Bを使う
  1000円程度のものは筆圧が自然で楽に書ける
  マークシートの記入は案外と時間がかかる
  (1問ずれて記入したことがあり、あせった)

以上、長くなりましたが自分の反省も込めて書いてみました。






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