2021.09.03最終更新
電気技術者の部屋TOP  電気主任技術者(3種)

第3種電気主任技術者(電験3種)試験 科目別学習法

電験3種の勉強方法(全般)

 電験3種の勉強方法としては、合格体験記にも書いたのですが、過去問題(予想問題でもいいです)をなるべくたくさんやることが合格の近道です。

 完全に理解しなくてもよいです。”解き方”を手法として覚えてしまってもOKです。何度もやると覚えます。最初に頁数の多いテキストを通読してから問題をするというのはおすすめしません。

 テキスト読むのに疲れるのと、最後まで読む前に辞めてしまう可能性が高いことや最後まで読んでいると最初のあたりを忘れてしまいます。おすすめは、調べながら問題を解くことです。”1問でも解ける問題を増やす”ことです。どうせテキストを読むにしても、問題にいきなり取り掛かって、解き方をテキストで調べるという使い方の方がよっぽど効果的です。



電験3種 理論 勉強法

 高度な微分・積分を用いる計算はほとんど出題されないように思います。よって買われた参考書の中で、そういった内容の部分がでてきて理解に苦しむ(高卒の方はほとんどこれに苦しみますよね)ようであれば勉強しなくていいと思います。

 そういった難解な部分よりも、磁気回路や電気回路の計算(3相交流回路計算含む)に慣れておく方がよいと思います。 特に3相回路の計算はきちんとベクトル図が書けるようになっておくと(3相交流はベクトルを理解してないと 計算問題が解けない事がある)後々エネルギー管理士(電気)の試験や電験2種へステップアップした時にも確実に 活きてきます。Y結線・Δ結線・V結線はもちろんV結線の灯動共用方式の計算などがベクトル図を描いて解けるよ うになっておくとよいと思います。

 また、回路計算が数字ではなくRとかCとかの文字だけを用いた問題もよく出題されます。従ってそういった問 題の練習も過去問などでしっかりやって慣れておく事が大事だと思います。


電験3種 電力 勉強法

 発送変配電分野の出題となります。こちらも範囲が広く、論説問題・計算問題のいずれも出題されます。3種は水力の計算問題が比較的多く出題されるように感じるので、水力発電の論理出力や揚水の動力計算などできるようにしま しょう。

 論説問題は水力だけでも、水車の種類や特徴・用途、水力発電設備の構造、キャビテーションや水撃作用などの各種 現象がでます。火力でもボイラの構造や石炭火力・石油火力・ガス火力の構造ほか色々、原子力も核分裂の連鎖反応 の原理とかPWRとBWRの違いや構成材料(反射材、減速材、冷却材、制御材・・・など)を覚える必要があります。発電だけでもこんなにあるので全て覚えるのには大変な苦労でしょう。

 私は一応全範囲を一通り勉強して2回目の試験にのぞみました。電力はものが比較的イメージしやすいことから理解しやすく、大苦労した・・・とい う思いはないですね( ̄▽ ̄〃)

 比較的似た問題が出題されることが多いように感じます。過去問の中でよくでる問題があるという事です。例えば送電の分野で言えば、鉄塔の種類(三角鉄塔とか烏帽子形鉄塔とか)を覚えるよりも、送電線に起こる各種現象(スリートジャンプ・ギャロッピングなど)の発生原因や対策なんかを覚えた方が出題率が高いです。

電験3種 機械 勉強法

 これで苦労してる人が多いです。機械は計算問題の内容が多く、現物が理解しづらいからだと思います。(イメージが湧くとそこそこ理解できる。)

 高卒の私なりの攻略法紹介します。まず、出題範囲ですが、電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理があると思います。大学とか大学院卒業の方なら全範囲を学習・・・とかも可能なのかもしれませんが高校のボクでは到底全部学習&理解は不可能です。

 そこで狙いを絞ります。まず全問題の中で出題比率の高い「電気機器」これをある程度マスターします。これは変圧器と直流機・誘導機・同期機になります。次に照明の計算。これは公式がたくさんあるので全部理解して覚えるのは大変です。なのである程度過去によくでる問題で難しいのはやめて簡単めなのだけ勉強します。

 次に電気化学。こちらも深く知る必要はありません。ファラデーの法則のあたりの計算問題だけ解ければ十分です。これも昔から似たようなのがでます。それから自動制御の簡単な伝達関数が求められればそれで十分です。ラプラス変換とか応答を求めるようなそんな問題・勉強はやめましょう。出たらあきらめましょう。

 その程度の範囲をおさえて他の出題範囲はおいておきましょう。それから、情報処理系得意な人はそれもついでにやったらいいと思います。純血の電気系の人は情報分野はちょっと畑違いで難しいかもしれません(大体情報処理の問題は選択問題ででますから、試験でその問題を選ばなければいいので)

それで勉強してない範囲の問題がでたらやまかんでマークシートを塗る・・・くらいな感じで臨みましょう。特に4科目ある時に機械を完全マスターすると考えると範囲広すぎて途中やめしてしまうかもしれません。

  • 電気機器だけはしっかりマスターして下さい。手順としては、まず直流機を。これで回転機の基礎(トルク・出力・損失のあたり)を押さえてください。以降の同期機や誘導機も考え方は同じです。また、直流機の計算問題は等価回路図を自分で書けるようにしておけば普通の直流回路の計算と同じですごく簡単ですから確実にマスターしましょう!!
  • 次に変圧器をやってください。ここでも変圧器の等価回路図を書けるようになりましょう。(1次回路2次回路を含めた形で)そして計算問題をがんばって下さい。変圧器は効率の問題が頻出されますからよくおさえておきましょう。
  • 次は誘導機です!直流機で学んだ回転機の基礎が役立ちます。また誘導機は等価回路的には変圧器とまったく同じように描けるため、変圧器の知識も活かせます!つまり誘導機も勉強をする前からある程度の知識が身についています。これに交流回転機の知識(交流電源での回転機の回転数の計算など)を付け加えれば誘導機もマスターできます。回転磁界もぜひ理解してください。
  • 最後に同期機です。誘導機で学んだ交流回転機の知識を活かせば比較的理解しやすいと思います。回転磁界はこっちにも出てきます。


 以上のような段階をふんでいけば電気機器はそれなりにできるようになります。これも詳しく勉強していてはとても追いつきませんから、過去問でよくでるようなのを繰り返し練習してください。できれば問題文に書いている意味が分かると理想です。電気機器の計算問題は解き方がパターン化されているので最悪意味わからなくても解き方を覚えてください。

電験3種 法規 勉強法

 法規は法律を覚えるばっかりかと言えばそうでもありません。なんと計算問題もでます!需要率とか負荷率・不等率なんかは確実におさえておいた方がよいです!それから法律を覚えましょう。交差する電線相互間の距離とか家屋と電線の距離とか電話線との離隔距離とか、あんなのがかなりわからなくなります!絵の書いてある参考書でイメージ的に覚えましょう!(これだけシリーズ法規がおすすめ)


おすすめ参考書・問題集

 ⇒『電験3種おすすめ参考書および問題集』にまとめています。

まとめ

・過去問題をなるべくたくさん解く。
・最低で10年分の過去問を覚える。
・理想は余裕があればそこから更に遡る。
・テキストは問題の答えを調べるのに使う。
・いきなり問題から始めてもよい。1問でも解ける問題を増やす。


電気技術者の部屋TOP
Copyright (C) 電気技術者の部屋. All Rights Reserved.