第2種電気工事士技能試験のポイントを掲載しています。このとおりに学習して頂くと必ずできます(≧∀≦)o


 

<STEP1>複線図


     電気工事士試験に始めて臨む方はまず最初に複線図の書き方について悩まれると思います。そこでここではまず
   複線図の書き方をマスターする方法を紹介します。次の簡単な例で練習しましょう。



左の図はもっとも基本となる単線図ですがこれで基本をマスター
しておけばおとはすべてこれの応用です^^完璧にマスターしてください。
それでは実際に書いていってみましょ〜


 〜複線図完成までの手順〜
  1.線以外の、電源(白:W 黒:B)・スイッチ・負荷・接続部等を書く
  2.線を書く
     手順 @白から負荷へ A黒からスイッチへ B負荷とスイッチをつなぐ
  3.接続箇所に黒ぽつをつける(リングスリーブ使用箇所を確認する&個数の確認)
  4.電線の色をつける。

 以上の4つです!簡単ですねo(^o^)o

それでは手順に沿ってやっていってみましょう。

 ・手順1(線以外の、電源(白:W 黒:B)・スイッチ・負荷・接続部等を書く)

これはもうまんまですね^^単線図の線を書かなきゃイイんです。
電源をW・Bに書き換えてジョイントボックスを薄い丸にしましょう。


 ・手順2(線を書く)



  この手順が一番大切です!!!ポイントは@白から負荷へ A黒からスイッチへ B負荷とスイッチをつなぐこれだけです!!!
  またここを間違えると絶対不合格となりますからご注意を・・・
  これでスイッチを入切すればレセプタクルのランプが入切できますね!電気の流れを感じましょう^^
  ここでまだ初心者の方が一つ悩まれると思います。自分もそうでした。なぜ、黒から負荷へつないではいけないのか?
  知りたい人はここをクリックしてください!!!


 ・手順3(接続箇所に黒ぽつをつける)

ジョイントボックスのなかで電線の接続箇所に黒ぽつをつけましょう。
接続はすべてリングスリーブであれば配られた材料のリングスリーブ
の個数と黒ぽつの数が同じとなる事を確認しましょう。
ここまでくれば複線図完成まであと一歩です。


 ・手順4(電線の色をつける)

電線に色をつけるには、
@電源線と直接つながっている線に電源線と同じ色をつける
Aそうでない線にはケーブルの余った色をつける

この手順で図@→図Aのように書いて下さい。


 以上の手順で複線図は完成です。簡単だったと思います^^
 今回紹介していませんが、これ以外の知識では「コンセントは電源と並列につなぐ(最後に)」という事を知っていればほとんどできる
 と思います。
 3路スイッチやパイロットランプの回路もまた近いうちに作成したいと思います。
 これだけで複線図を書く基礎は十分マスターできていると思います。あとは複線図を書く回数を重ねれば早く正確なものが書けるように
 なると思います。


 

<STEP2>寸法取り


     複線図を書いたあとは、必要なケーブルの本数が分かりケーブルを切断しなくてはいけません。VVF2Cが3本必要である
     =材料の電線を3等分するではありません。部分部分の必要な長さは決められており50%以上のミスなら重大欠陥で即不
     合格となります。
     そこでこのステップではこの部分の長さがおよそ何cm必要であるか?を分かるようにします。


  例題

   上図左のような例題があります。複線図は上図右です。ご覧の通り、2Cのケーブルが7本必要です。電気工事士技能試験では、
   複線図を書いた後、ケーブルを切断する必要があります。問題で与えられた寸法は真ん中から真ん中(例えばスイッチの中心か
   らジョイントボックスの中心)までの長さです。つまり電線はこの長さ+接続に要する長さが必要となってきます。
   従って各接続方法によって必要な長さを覚えておけばその長さに与えられた寸法を足せば必要な電線の長さが分かります。

接続に要する長さの目安
接続の種類長さ
埋込み式コンセント・スイッチ・パイロットランプ
引掛けローゼット
5cm
露出型コンセント・スイッチ
ランプレセプタクル
6cm
リングスリーブ8cm

上記の長さをめやすとして必要な電線の長さを求めて下さい。これは練習を重ねて上記のような寸法での工事が可能となると思います。
最終的にこの寸法で工事ができるように目指しましょう!

 それでは最終的に各ケーブルの長さがいくら必要なのかみてみましょう。

 もう絵の通りです!あとは配られた電線の長さと相談して、(おそらく余ると思います)すべての電線に余りを均等に割り振るか苦手な
 所に多めに割りふってもいいと思います。
 そうして決めた長さで電線を切断しましょう!


 

<STEP3>被覆剥ぎ


     電線の切断までできたらいよいよ次は被覆を剥ぐところです。被覆を剥ぐのに何もポイントはなさそうですが、ここでもスピード
     アップの秘訣があります。みて下さい^^

 
ケーブル切断の時にも使えるのですが、電工ナイフ・ペンチに1〜5cmの 目盛りと10cmの目盛りをつけておくことを強くお勧めします!!!

こうする事でスケールを使う必要はまったくなくなります。もうひとつ、自 分の使ったペンチは19cm程度だったのですがペンチの長さを知っておけばケーブル切 断の際にペンチで長さを計ってそのまま切断(持ち替えをしなくてよい)できるの でかなりのスピードアップにつながります。

それでは、ケーブルの被覆を剥ぐポイントをみて行きましょう。


〜被覆を剥ぐ長さ〜
   被覆を剥ぐ長さは明瞭簡単です!まずケーブルの外装の剥ぐ長さですが、これはSTEP2で紹介した接続に要する長さ、この長さを
そのまま使います。つまり、接続がリングスリーブであれば8cmの外装を剥げばよいのです。そして中の被覆を剥ぐ長さです。まず、リングスリーブ接続箇所です。これは最後の完成のときに残っている被覆の長さを揃えておくと見栄えが美しくなるのでぜひ揃えておきましょう。中の被覆を剥ぐ長さは、外装を剥いだすぐ上の所を左手で握ります(写真右)。それで残った上にでた部分の被覆を剥ぎましょう。これで長さを測る手間も省け、早くまた接続箇所の長さも揃える事ができます。


 つぎに埋込式スイッチ・コンセント類です。この長さについては、差込口の深さが約1cmであり、またペンチの先の幅も同じく約1cmである事からこれを利用しましょう。外装を剥いだあとの電線の先をペンチではさんで1cmのところの被覆にナイフ等で傷をつけておきましょう。そして被覆を剥ぎましょう。これでまたスピードアップもはかれ、仕上がりも美しくできます。また被覆を剥ぎすぎて差込口から芯線がみえてしまったということもなくなります。

 その他、ランプレセプタクルや露出型コンセント、スイッチなどは外装を剥いだあとに実際に端子のところに電線をあてて長さをはかってナイフで被覆に傷をつけるという方法でよいと思います。



 これで被覆を剥ぐところまでできました!ここまでできればあと少しです!
 

<STEP4>接続


     複線図も書け、ケーブルを切断・被覆剥ぎまで終わりました。次はいよいよ接続です。ここは仕上げの段階となります。
     すばやくやってしまいましょう。


  接続といっても、リングスリーブは圧着するだけ、埋込式のものは挿すだけなのであえて説明はしません。
  ですが、電線に輪をつくるのがやりはじめたばかりの人は難しいと思います。そこでここでは輪の作り方を解説します。
 

 @電線の芯線を1mm程度あけてペンチではさみます。
 Aはさんだままペンチで直角に芯線を曲げます。
 Bさっき曲げた反対側の部分を逆の方向に指で曲げます。
 Cペンチからはみでた部分の電線を切断します。
 D切断した箇所をペンチではさんでぐるっとまわします
 Eきれいな丸になるように最後に微調整しましょう

  D〜Eは大変難しいです。きれいにできるまでは何回も練習しましょう。これは回数で必ず上手になります。
  がんばってください。

  ※注意事項です。ねじ止めする箇所は必ずねじの回転方向(右回り)に
   わっかをはめて下さい!
   逆にすると重大欠陥で必ず不合格です。
 

<STEP>合格のポイント


  ここまでマスターした方は第二種電気工事士技能試験の実技については十分合格できる力が身についていると
  思います。あとは何回も何回も練習して下さい。手に覚えさせるという事が時間短縮の一番の近道です。
  技能試験は実際に練習をしていないと合格はまず望めません。練習を繰り返してください。


   ここで合格のポイントをいくつかあげたいと思います。

    @工具の持ち替えはできるだけ少なくする。
      ペンチを一度持ったらペンチの仕事を最後までしてしまう勢いで。

       @複線図作成→Aペンチでケーブルを切断→Bナイフですべてのケーブルの外装に切り口をつける→
       Cペンチですべてのケーブルの外装を剥ぐ→Dナイフ・ストリッパー等でケーブルの内側の被覆を剥ぐ→
       Eスイッチ・レセプタクル等と電線を接続する→F電線相互を接続する

      この順番でやればよいと思います。

    Aリングスリーブはもらっても欠陥にならないので、失敗したら早く係りの人を呼んで、もらおう。
      言っても急いで持ってきてくれるとは限らない。

    Bリングスリーブの刻印を間違えたら?
      「○」のところで圧着すべきところを「小」で圧着してしまった場合はもういちど「○」で圧着すればよい。
      「小」のところで圧着すべきところを「○」で圧着してしまった場合はもうだめなので新品を急いでもらおう!

    C最後は形を整えて
      試験官も人間、汚いよりきれいな作品の方が見る目も少し甘くなるかも!?
      時間が余ったら形をきれいに整えましょう。

    D周囲の人の進み具合を見て自分の遅れ具合の確認をしよう
      初めての受験であれば気持ちが焦ってしまいがち。まわりの人の作品が丸見えなので周囲を見回して
      自分が遅れているのか進んでいるのか確認しよう。


  これぐらいをよく頭に入れて試験に臨めば合格間違いなしでしょう。
  このページを見てくださったみなさんがんばって合格してください!!!

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