接地工事のいろは
技能試験のなかで、よく「接地工事」がでてきますが、あまりその事を詳しく解説したものはありません。ここでは、接地工事の施工方法について詳しく解説したいと思います。


@接地極付きコンセント
接地極付きコンセント回路は、過去にH11年の3極コンセント回路とH13年の埋込連用コンセント回路の2回出題されています。ここでは、通常の埋込連用コンセントを例に挙げて説明しますが、3極の動力用コンセントも接地線の扱いは同様です。


<施工条件>
コンセントの接地極からの接地線は、アウトレットボックスと電気的に接続する事。
(アウトレットボックスにはD種接地工事が施されているものとする。)

上記のような施工条件で作業するとします。施工条件の表現の意味は、アウトレットボックスが接地されているので、コンセントのアース線はアウトレットボックスへ接続すればよいという意味です。

使用する器具は上記の通りです。接地極付きコンセントとは、その名の通り接地極が付いていて裏側にアース線をつなぐ穴が開いています。アースマークが付いている穴にアース線を差込みます。また、そのアース線を接続するのはアウトレットボックスです。接続は上の赤丸の所へねじで留めます。


以下に実際の施工例を示します。(接地極付コンセントからアウトレットボックスまではVVF−2C(黒白)とIV線(緑)とします。)

<施工例1>
アウトレットボックス内へコンセントからのアース線を入線するが、ボックス内への入線を絶縁ブッシングから通す。

アウトレットボックス内へ入線したアース線は、先端でわっかを作ってアース線取り付け用ねじ穴へねじ留めする。
<施工例2>
アウトレットボックス内へコンセントからのアース線を入線するが、ボックス内への入線をアウトレットボックス下部の穴から通す。
アウトレットボックス内へ入線したアース線は、先端でわっかを作ってアース線取り付け用ねじ穴へねじ留めする。(先にねじ留めしてボックスの外へ引き出した方がやりやすい)

接地極付きコンセントからアース線をIV線にてアウトレットボックスへ接続する工事の場合、上記の施工例1でも施工例2でもよい。つまりアース線を、「絶縁ブッシングから」でも「アウトレットボックス下部の穴から」でもどちらから入線してもよい(05.08.25に電気技術者試験センターへ確認済)。やりやすい方で施工してください。(←絶縁ブッシングから入れるのがよいと思います)
これは、施工条件で指定されていない場合なので、もしも指定されていれば施工条件に従ってください。


 ちなみに、接地極付コンセントからアウトレットボックスまでの配線がVVF−3C(黒白緑)だったら次のようになります。
この回路は、コンセントからアウトレットボックスまでが、VVF−3C(黒白緑)の場合の施工例です。この黒白緑のVVFは平成13年度に出題されています。
施工方法としては、普通にコンセントからの3芯ケーブルを絶縁ブッシングを通してアウトレットボックス内部へ入線して、緑線をアース用のねじに留めるという至って単純な回路です。
これは悩む必要もなく簡単です。

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<欠陥例>
アース線取り付け点の相違です。 アース線は必ずアウトレットボックスの底部にねじ留めします。写真の位置へ取り付けると、「B欠陥(施工上の重大な欠陥)」となり減点対象となるはずです。
どちらも(正しい場所も違う場所も)ねじ穴のサイズが同じなのでねじがぴったりはまってしまいます。注意しましょう。


A単相3線式回路(&変圧器V結線)
変圧器V結線&単相3線式配電方式の組み合わせは過去に多く出題されています。この回路は変圧器をV結線し2次側を単相3線式で配電するため、中性線を接地する必要があります。すなわち、単3方式の接地場所は必ず知っておく必要があります。

<単相3線式配電方式の概要>
6600V/200Vの変圧器の2次側巻線から中性線を引き出して、200Vおよび100Vを取り出せるようにした配電方式。配線図は左の図の通りです。
単相3線式配電方式は2次側配線3本(u、v、o)のうち中性線を接地します。
中性線を接地する事によって中性線が大地と同じ電位になるため、「0V」となります。この中性線は電気工事では白線が用いられます。これにより、電気工事の時に白線は接地側電線で、非電源線と呼ぶ理由が分かると思います。なので、単相3線式配電方式は中性線を接地します。

    実際の施工方法について説明します。実際の施工は変圧器がブロック端子により代替されています。(左図)
    実工事では、右図のようになります。説明するまでもありませんが、uov相へそれぞれ黒・白・赤などの配線をするととも
    に、o相へ接地線を接続します。

〜問題 以下の配線図の回路をブロック端子を用いて作成する。〜


この回路については、変圧器のV結線の仕方の知識が必要になります。変圧器のV結線の考え方を以下に示します。
真ん中の絵で言えば、下側の変圧器が単相3線式の配電方式をしています。そして接地は箇所O(中性線)です。





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