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No.6
誘導機様の合格体験記
■何回目の受験? 1回目
■体験記
3種に手応えがあったため、勢いで2種に着手しました。3種試験直後から、立ち
読みして「完全マスターシリーズ」を理論⇒機械⇒電力⇒法規の順でやりこむこ
とにしました。
さすがに2種になると、理論も理論らしい問題になりました。久しぶりに微分積分
しましたが、簡単な計算すら忘れていました。とにかく何度も書いて思い出すし
かないと思い、ひたすらノートに計算を書きました。毎日2時間は勉強したと思い
ます。
途中で、計算が面白くなってきて、昔やった微分積分の計算に寄り道して
しまいました。年明けの2月になって、機械に進むことにしました。大学のとき大
好きだった自動制御からやりこみました。ラウスを思い出せばごく基本的な問題
ばかり。「マスターシリーズ」のよい所は、1次2次を区別なく網羅していると
ころだと思います。結局2次試験に通らなければ、0です。
機械は、等価回路を複素数で解くことに尽きると思います。回路の形を覚えれば
、何機であるかは大差ないように思います。照明の計算は、初めての体験ですの
で語句から覚えるのに時間がかかりました。計算問題は全問正解をめざして、論
説は手を抜きました。
このころになると、電験にはまってしまったため、勉強は楽しみにさえなりまし
た。
1次試験までには、2次試験の問題のうち理解できるところは片付けました。
(tips)法規で、電線太さと引張耐力の穴埋め問題がありますが、いろいろな組
み合わせを覚えることは面倒です。そこで、鋼芯アルミより線の許容引張応力を390N/mm2
だとして、線径から断面積を求めて、390をかけると簡単に耐力がわかります。お
試しあれ。もちろん逆もまた真なり、です。
[1次試験]
3種同様、満点を取るつもりで臨みました。特に出だしの理論でいい感触得ること
が、終わり良しにつながるという気構えで、脳をフル回転させました。ところが
、非線形抵抗の電力消費問題で三角関数の足し算に、答えはわかるのに計算結果
と合わないという事態に気持ちの悪い思いで次に進みました。電力、機械、法規
とも計算らしい計算はなく、拍子抜けしました。手応え十分でした。チョコが余
りました。
[幕間]
ほったらかしになっていた非接地送電線の地絡電流(頭上の送電線からなにがし
かの電流が私を通過していると思うと気持ちが悪い)やら、円筒型同期機の計算
問題などを集中的にやりました。2次試験の10年分の過去問集を繰り返し解きまし
た。
発電所の管理やら見たことも聞いたこともないことは、本で読んでわかったふり
をして、ひたすら計算し続けました。このとき、1種まで行くことを決意しました
。それも、受ける以上一発合格を目標にしました。
電気のそばには近寄らないこ
とも決めていましたので、純粋に趣味の受験です。いままで理解できなかったテ
ブナンも、地絡問題でようやく使えるようになりました。とにかく複素数の計算
を手早くやる筆力をつけることです。
[2次試験]
計算には自信がありましたので、機械は何とかなると思っていました。電力・
管理にどれだけ計算問題がでるかが勝負です。ふたを開けると計算は3問でしたが
、送電線の損失問題はきっちり論述できました。はじめて見た燃料費問題は、増
分の意味を考えて解けました。おそらく90点程度取れていると確信しました。午
前の部で合格を確信しました。
ところが、機械が鬼門でした。誘導機の問題がありません。どきどきしながら、
まずは自動制御を片付けて、と思ったら、面倒そうなブロック線図にめまいを感
じました。特性方程式も普通の形ではありません。疑心暗鬼で終わらせました。
さて、もう一問の選択に悩みました。もとよりパワエレは捨てていましたので、
半分解けそうなサイリスタ直流機と過去問で見たおかしな変圧器しかありません
。変圧器に着手しました。落ち着いて見ると単巻変圧器の問題であることに気が
つきました。解答用紙の左半分には、出題状況を図で書きました。そこには、巻
き線各部の電流等を記載しておきました。
ところが動揺が尾を引いたため、50kVA
が1550kVAになることが信じられなくて、結局、入力電流と直列巻線電流を取り替
えて、むりやり間違えました。試験場を出たとたんに1550kVAが正解であることが
わかりましたが、自信があった機械に3杯食わされ、落ちた、と思いました。
12月の標準回答発表までは、何度も試験問題をやり直して自己採点に努めました
。合格基準をみると合計得点が60%以上とありましたので、これはクリアしている
として機械が平均点を越えているかどうかだと思いました。
[反省]
電験出題者も進化しているので、過去問だけでは太刀打ちできない。とはいえ、
誘導機は出題されないことがあっても、制御がでないことはない。自動制御を征
服せよ。とまでは言わなくてもブロック線図とはアミーゴになるべし。
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