【合格体験記(電験2種)】マサ様

第2種電気主任技術者

【No.022(2011.03.05)】

何回目の受験?

 2回目

使用した参考書

・電気計算 2009 2010(電気書院)
・電験第二種二次試験標準解答集(電気書院)

受験体験記

(一次試験)
最初の受験は2009年でした。この前の年にエネルギー管理士をろくに勉強もせずに受験し、全科目不合格となり、プライドはずたずたになりました。これでは会社の後輩にも示しがつかないし、一念発起して二種を本気で目指す事にしました。

2009年は電気計算の一次試験対策を中心に勉強し、エネルギー管理士と二種一次を全科目合格しました。一次はよく言われている通り、三種+αのレベルであり、大学入試に例えると足切りみたいなものなので、浅く広くというつもりで勉強しました。全科目受かるつもりであれば、半年も勉強すれば十分と思います。

(二次試験)
一次の自己採点では合格出来ていると確信した為、すぐに二次試験対策を始めました。二次の勉強も電気計算で実施しました。勉強を始めて一次とのレベルの違いに愕然としましたが、11月上旬までその年の電気計算の対策問題を繰り返し解きました。

しかし急に不安になり、本サイトでも紹介のあった電験第二種二次試験標準解答集2009年度版を直前に買いました。完全に戦略ミスであったと気付きましたが時すでに遅く、当然の様にこの年は撃沈しました。

二次試験には最低一年は掛かると思い、二次試験後すぐに勉強を開始しました。まずは電験第二種二次試験標準解答集の十年分をひたすら繰り返し解きました。丁度この時期に子供が産まれ、私生活で勉強などとても出来る状況ではなくなり、朝と昼休みの30分の勉強をベースにしました。

最初は一通り十年分解き終えるまでかなりの期間を要しましたが、納得いくまで調べたり考え抜き、しっかり理屈が頭に入る様にしました。2010年の夏くらいには3~4回くらい繰り返し解き終えました。繰り返すにつれ、解答時間が一問30分以内となるよう心掛けました。この時期には電気計算の二次試験対策が始まる時期なので、これも一通り解きました。

(試験当日)
正直自信はありましたが、こんなに頑張って勉強したので逆にすごく緊張しました。10年位前の大学入試の時より緊張したかも…電力管理については、一次の法規の様なサービス問題がありましたが、すっかり忘れていたので無視し、1.発電機の進相運転の論述、2.地中送電線の論述、3.変圧器の並行運転の計算、4.誘導発電機の並列による電圧降下を選択しました。

4は最後まで解けませんでしたが、1~3でしっかり解答し、去年とは違う手応えを感じました。機械制御は自動制御を選択し、後一問は解けそうなものを選択すると決めていました。

昨年と同じく問1の同期機は全く解けそうにないものでしたが、問2の変圧器は優しく、これを完答しました。自動制御は過去問より少し難しいものでしたが、解ける部分はしっかりと解き、5割くらいの出来映えでした。

合格発表を不安な気持ちで待ちましたが、何とか合格出来ていました。今年の合格点は99点で、昨年は93点でしたが、今振り返ると自分の選択した問題の範囲では今年の方が難しかった気がします。

(まとめ)
ある程度ベースとなる知識があれば、二次試験対策は電験第二種二次試験標準解答集の一冊で十分だと思います。自分の反省としては、一次を勉強する時に二次試験を意識していなかった事です。

二次試験は本当にごまかしが効かない試験なので、一次勉強中からしっかりと計算の過程を書いて綺麗にまとめる事や、少しずつ並行して勉強を進めておけば良かったと思いました。

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