No.19
電気技術者の部屋TOP  電気主任技術者(1種・2種)  電験2種受験体験談

定年間近のおじさん様の合格体験記

何回目の受験?

 1回目

使用した参考書

購入した本
(1)電験第3種ニューこれだけシリーズ これだけ機械【電気書院】
(2)電験第3種ニューこれだけシリーズ これだけ電力【電気書院】
(1)、(2)は大型書店で2時間ぐらい粘って選択してこれは良いと思って買ったが、
使ってみても良かった。
この惰性で(3)〜(6)を購入したが3種の方が良かったような。

(3)電験第2種一次試験これだけシリーズ これだけ理論【電気書院】
(4)電験第2種一次試験これだけシリーズ これだけ電力【電気書院】
(5)電験第2種一次試験これだけシリーズ これだけ機械【電気書院】
(6)電験第2種一次試験これだけシリーズ これだけ法規【電気書院】
これだけシリーズでやってきたので、続きで以下(7)〜(10)を買ったが不満。
十分に出題範囲をカバーしてないし、ミスプリが多すぎる。

(7)電験第2種二次試験これだけシリーズ これだけ電力・管理 -計算編-【電気書院】
(8)電験第2種二次試験これだけシリーズ これだけ電力・管理 -論説編-【電気書院】
(9)電験第2種二次試験これだけシリーズ これだけ機械・制御 -計算編-【電気書院】
(10)電験第2種二次試験これだけシリーズ これだけ機械・制御 -論説編-【電気書院】
 →買い揃えたものの、二次で機械制御の論説の出題頻度が低いことに気がついて
  実際にはほとんど読まなかった。

(11)電験第2種模範解答集 平成22年版【電気書院】
とりあえず過去問ということでやってみた。ただしミスプリ
(というより完全に間違っている)が多すぎて、解答、解説はあまり役になっていない。
後で、これは単に(19)、(20)をまとめただけのものだと分かった。速報の時は間違いもあるだろうけど、
試験センターに答えが出た後、まとめているはずなのに、間違ったまま。書籍として出版するのはいかがかと思う。
電気書院の姿勢を感じさせられる。
(二次は10%以上の解答が間違っている。この間違いを全部正せれば実力が付いている!?)

(12)電験2種完全マスター 法規 改訂2版【Ohm社】
あまり印象ない。
(13)電験2種二次試験「電力・管理」精選問題 【Ohm社】
試験の前々日に何気なく買ってしまった。前日に30問ほど解いたが、役に立った(ずばり出たのもあった。)。
電気書院の物に比べてミスプリ、誤記が少ない。Ohm社の二次試験突破予想模擬問題にかぶる。

(14)電験第2種二次試験実践テキスト【電気書院】
難しすぎてあまり頭に入らなかった。試験と乖離しているかもしれない。

以下図書館で借りる。
(15)電気法規と電気施設管理 平成22年度版‖竹野 正二/著‖東京電機大学出版局
内容的に良く纏まっておりよかった。実質法規はこれと、
ダウンロードした正式の法規を出題傾向を見て編集しなおしたもので勉強した。(17)はイメージ的に良く分かるので、補助的に使用してよかった。

(16)電気設備の技術基準とその解釈 平成21年版‖日本電気協会‖2009.1
(17)図解電気設備技術基準・解釈ハンドブック [2009]改訂第7版‖電気技術研究会/編‖電気書院‖2009.12
上記コメントにあるようにイメージ的に良く分かり役に立った。
ただしボリューム的にものすごい物があるので、真剣にこれで勉強しようという気にはならない。

(18)電験一種・二種問題の完全研究‖OHM電験問題研究会/編‖オーム社‖1990.
(昭和50年ごろから平成元年までの、1種、2種の過去問) 
口頭試問の分は、論説に繋がるので、これを読んだ。
以下雑誌のコピー(図書館でコピーさせてもらう。図書館を有効利用するのが良い。)
(19)電気計算 電験2種一次試験問題および解答・解説 1996年〜2004年(それ以降は上記(11))
(20)電気計算 電験第2種二次試験、問題および解答・解説 1996年〜2004年(それ以降は上記(11))
(21)Ohm 電験二種2次試験問題と解答速報 1991年〜1995年
(22)電気計算 電験第2種実践ゼミ(電力管理、制御機械) 2008年〜2010年
(23)電気計算 電験第2種一次試験 出題傾向と対策
(24)電気計算 電験第2種二次試験 出題傾向と対策
(25)電気計算 電験第1種二次試験、問題および解答・解説 2000年〜2010年
(26)電気計算 電験第2種二次試験チャレンジゼミ(電力管理、制御機械) 2008年〜2010)
(27)Ohm 電験二種2次試験突破予想模擬問題2005年〜2010年
上記の一連の雑誌コピー(過去問他)はとても役に立った。 
過去問は同じ物を2回以上やるのでなく、できるだけ多種類の物をするのが良い。
(コピー多用して、電気書院さん、Ohmさんごめんなさい。
一応図書館で署名、書類提出して合法的にコピーさせてもらいましたが。)

Webからダウンロードして必要な部分をまとめて使用。
http://law.e-gov.go.jp/ 電気事業法他さまざまな法規が手に入る。
これを(23)を参考にして、出そうなところを選択、コピーして持ち歩く。

以下試験終了後図書館で借りて読んだ本。(試験に直接役立つかどうかは不明)
(28)電気事業講座 8 電源設備‖電気事業講座編集委員会/編纂‖エネルギーフォーラム‖2007.4
(29)電気事業講座 10 電力流通設備‖電気事業講座編集委員会/編纂‖エネルギーフォーラム‖2007.6
(30)電力系統工学(理工学講座)‖柳父 悟/著‖東京電機大学出版局‖2006.7‖
(31)発電・変電:改訂版‖道上 勉/執筆‖電気学会‖2000.6
電気事業講座は、9電力会社が協同で編纂したようなもので、歴史的なところから、
実際の電力会社ならではの実務的なところまで、ずいぶん幅広くまとめられていて、
読み物として読めば面白い。全15巻あるので、全部読むのはしんどいだろう。
余裕のある方は読んで見られるとおもしろいかもしれない。

試験後読み続けるつもりだったが、違う分野の試験を受ける決意をしたため、2冊で止めてしまった。

(30)、(31)は大学の教科書だが、そこそこ読みやすい。歴史的なところから始まって、
上記のいろいろな参考書より系統的かもしれない。これも上と同じ理由で半分ぐらい読んで返した。

体験記

長文ごめんなさい。
 私は、30年以上前に2流私立大学の電気工学科を並以下の成績で卒業し(1年留年している)、その後電気と余り縁の無い職を30年以上続けてきた人間です。昨年5月に旧友と再会し、彼が電験三種の勉強をしていると聞いて、それじゃ私も受けようかと思い、しかし、少し見栄を張って、彼より上を狙い二種(三種も同時受験)をとりあえず受験申し込みだけしました。仕事が一段落した7月から勉強を開始し、2ヶ月で3種と2種一次合格、+3ヶ月で2種二次に合格しました。

 ここで私が比較的短期間で合格できた理由について振り返り、これから受験されようとする方の参考になればと思って投稿させていただきました。

 まず、30年以上のブランクでさすがに、機械は6割ぐらい、電力は8割ぐらいはちんぷんかんぷん(元から分かってなかったかも)。さらに法規は在学中に履修しなかったので、全く分からない状態。しかし、在学中理論だけはきちんと理解していたらしく、理論は2,3日でほぼ完全に思い出しました。これが幸いしたと思います。

機械を勉強しても理屈がわかるから直ぐに理解できる。機械が理解できれば電力も。 やはり基礎固めで理論はきちんと理解してから進むべきでしょうね。単に電気理論だけなく、数学は当然ですが、物理(力学、熱)とかの基礎もあれば、なお良いでしょう。 急がば回れで基礎固めが重要だと思います。

しかし、電力を始めて挫折しそうになりました。記憶力が低いので、水車の名前、火力発電の各部の名前なんかを覚えようとしてもなかなか覚えられません。

(未だにペルトン水車の名前が出てきません。今ググッて書きました。)  こんな調子だと全く無理かと思ってやめようかと思ったのですが、火力発電の構造を見ているうちに非常に良く出来たシステムだと感動してしまいました。自分が今まで知らなかった技術がそこにあるではありませんか。誠によくできたシステム。ついつい興味がわいてきて、連日ググリッぱなし。

やはり興味が持てないことは覚えられないし、興味を持てることは短期間に覚えられる。覚えないといけないということで、テキストを開くのでなく、その技術がどのようになっているのか、広く自分で調べながら関連付けて理解していくのが良いのではないでしょうか。人に感動しなさいと言っても出来る物ではありませんが、それは自分で理解していく必要があるでしょう。

私は酒が好きなので、よく友人と飲み屋に行きますが、そこで友人(電気とは全く無関係の人)に電力システムの魅力について熱く語って、場を白けさせてしまいましたが、そこまで興味を持つようになってしまったのが勝因かもしれません。

 それからイメージを描く。これが非常に重要と思います。テキストを読んでもなかなかイメージが沸きません。テキストの図だけでは実際の動きがなかなかつかめません。今は、インターネット上にずいぶんいろんな情報がありますから、そのような物から、実際の形、動き(例えば水車であれば、実際の動きや水の流れをアニメーションで示しているようなページもありますし) また、その物がどのぐらいの大きさを持っているのかと言うことも理解してイメージしておいた方が良いでしょう。

機械だけでなく、数式についてもこの項は、どういう物理的意味を持っているのかというようなことを頭に描ければ理解しやすいし、忘れません。例えば、その関数の形が頭に描ければよいでしょう。

 次に、あまり人に薦められないかもしれませんが、歩きながら本を読む習慣ができました。もともと1日10Km以上歩くことを習慣としていたので、受験期間をどうしようかと迷った上、歩きながら勉強する道を選びました。(酒飲みが運動量減らすと悲惨なことになる。)

これの長所は次の3点です。(ただし一般の方が実行される場合は注意してください。転んだり事故にあわないようにくれぐれも気をつけて。)

1.本を読むとき、音読するあるいは自分で声を出して人に説明するように話たりするとよく覚えます。家でぶつぶつ言っていると嫌がられますが、道でぶつぶつ言いながら歩いていても、変なおじさんぐらいにしか思われないので、声を出しながら歩きます。

2.運動をすることにより、脳に刺激が与えられて頭がよくなるという説があります。まあどこまで当たっているのかわかりませんが、自己暗示で効果があると信じれば効果があるでしょう。

3.町にはいろいろな電気機器があります。私などは電気と無関係な業界なので、実物を見る機会は少ないので、歩きながら電柱に取り付いている機器、近くの変電所に設置されている機器類、鉄塔の上の機器類などを見るのは結構イメージがつかめていいです。双眼鏡などを片手に歩いたりします。また、法規との整合性を確認するのも良いでしょう。 双眼鏡で変電所などを覗き込んでいると職務質問でも受けそうですが、テキストを持っていれば、勉強中で・・・といって説明できますし。

 本は出来るだけいろいろなものを読んだ方が良いと思います。違う本で同じ内容を読むと前の本で誤解していた部分とかが分かったりしますし、書いていなかったことにも気が付くでしょう。振り返ってみるとずいぶんたくさん本を買ってしまいました。(でも毎月3万円かかっていた酒代が勉強中激減したので、十分元はとれてます。) 

また、図書館は積極利用するべきでしょう。ただし、図書館は公共の物ですからマナーは守りましょう。私が憤りを感じるのは、上記の過去問で、2年分は、本誌から切り取られて存在しませんでした。また、1次試験の過去問の穴埋めの枠に自分の答えを書いている人もいます。だいたい、図書館で専門書を借りると2冊に1冊ぐらいは、書き込みがあります。とても知識人のすることでは無いと思います。

 私の場合1次試験後3ヶ月弱という時間の制限で、計算問題だけやっていて、論説は読むだけで、計算も式の展開、論理の展開を実際に答案用紙のようなものにきちんと書く練習をしてませんでした。ある程度文章を書くことには自信があったので何とかなると思ったのですが、本番、じっくりと答えを書いていくと時間が足りませんでした。

一題目で丁寧に書いていくと、解答用紙表面だけでは足らず、裏面まで埋めてしまいまいたが、最後に検算すると答えが合わない。原因を究明し書き直しが終わると、1時間半過ぎている。パニックに陥って、かなり失点してしまいました。

やはり、本番と同じ書き方で練習し慣れておくことが必要ですね。

後、試験現場でのワンポイントですが、私はチェックリストを作りました。
1.題意を確認したか?
2.単相か、3相か
3.単位は正しいか。
4.次元はあっているか。
5.有効数字は合っているか。
・・・・

その他、自分がついしてしまいそうなミスをチェックポイントとして抑えておくと良いでしょう。
これを最初に問題用紙に書き込み、各問でこれをチェックしていきます。単純なミスで失敗することが防げると思います。ただし、実際には本番では上記の理由でパニックになってそれどころでは有りませんでしたが。

 論説問題は、電気書院の模範解答などを見るとずいぶん長文で詳しく書いていますが、試験センターの解答はそんな書き方をしていないと思います。要点だけ書けばそれなりの点が得られるのではないでしょうか。

私は上記のパニック状態で、残り時間10分を切った中で論説2題を走り書きせざるを得なかったので、ほぼ要点しか書けていませんが、それでも通りました。計算問題も大きなミスを2箇所しているので、論説の点がある程度無いと通っていないはずです。(必要な用語、概念の箇条書きだけでも網羅していれば、半分以上点がもらえるのかな?)

長々と書かせていただきましたが、この中でもし参考になる物があれば幸いです。
皆さんがんばってください。

(試験期間中親父のわがままを聞いてくれた子供たちと妻に感謝します。)

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